「カレーの時間」寺地はるな著 男らしさ女らしさ、刷り込まれた当たり前を一蹴したくなる

本・動画紹介

こんにちは。

耳読中毒のかっぴです。

 

今回は、寺地はるなさん著、「カレーの時間」を聞いてみました。

男女差別や偏見に満ちた頑固なおじいちゃんが登場。

おじいちゃんの発言を通して、自分の価値観を改めて考えさせてくれた本でした。

 

寺地はるな著「カレーの時間」男らしく、女らしくとは

 

「女はこれだから」「男は強くなくちゃいけない」
「出戻り女」「男はなよなよするな」

こんな言葉を頻繁に発言するため、本当に読み進めていて憎らしかった。

でも、そのおじいちゃんには、おじいちゃんの思いがあり、生き方があり…

分かり合えないと感じる人にも、どこかしら共感する部分があるのかもしれない。

と思いつつも、やっぱり好きになれなかった。

 

昭和世代の私たちは、女は女らしく、男は男らしく、が良いことだと教わってきた。

メディアだって、「おかま」とか「デブ」とか、今だったら許されない言葉を笑いにしてたと思う。

学校では、ズボンとスカートの制服が強制され、ブルマとか、スクール水着とか、今の子たちから見たらコスプレのような恰好が当然だったから、トランスジェンダーの人たちは、本当に苦しかったはず。

 

子供たちを見ていると、男女差ってやっぱりあるなとは感じる。

女の子はプリンセスに興味を持つ子が多いし、

男の子はやたらと戦いたがる子が多い。

でも、それは大多数の傾向なわけで、当てはまらない人も一定数いるんだよね。

だから、決めつけちゃいけない。

 

男もいれば、女もいる。男でも女でもない人もいる。外見では判断できない。

それが当たり前。

やっぱり小さいころからの教育が必要で、大人がきちんと子供に教えていくことが大事だと思った。

 

せめて、我が子には偏見のない大人に育ってほしい。

 

まさに

「みんな違ってみんないい」 by金子みすゞ

ですね。

 

そして、この本を読んだら、みんながそうだと思うこと。

「カレーが食べたい!!」

 

我が家の夕飯は、カレーでした(笑)

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