美しい文章にとことん酔いしれる!「光のとこにいてね」一穂ミチ著 

本・動画紹介

こんにちは。

耳読中毒のかっぴです。

 

オーディブルで、光のとこにいてね [ 一穂 ミチ ] を聞いてみました。

1日経っても、まだ心地よい余韻が…

心でつながり合う美しさや葛藤。

この本に出合えたことに、作者の方に、朗読された方に。

なんだか色々なことに感謝したくなるような本でした。

 

切ない…けれど羨ましくもある

 

内容紹介(出版社より)
第168回直木賞候補作&2023年本屋大賞第3位

刊行以来、続々重版。大反響、感動、感涙の声、続々!
令和で最も美しい、愛と運命の物語

素晴らしい。久しぶりに、ただ純粋に物語にのめりこむ愉悦を味わった。
さんざん引きずり回された心臓が、本を閉じてなお疼き続ける──そのまばゆい痛みの尊さよ。(村山由佳)

まぶたの裏で互いの残像と抱き合っていた二人のひたむきさが、私の胸に焼き付いて離れない(年森 瑛)

 

ーーほんの数回会った彼女が、人生の全部だったーー

古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私もR

楽天ブックスより引用

小学生、高校生、20代後半。

3期にわたって、結珠(ゆず)と果遠(かのん)の出会いとが描かれているのですが、

私は高校生辺りで耐えられなくなり、みんなの口コミを見てしまった。。

苦しすぎて…

 

かのんがゆずに意地悪したらどうしよう

同級生から、ゆずがいじめられたら、どうしよう

 

そんなの耐えられない!!!!

 

でも、そんなことは杞憂に終わり、心揺さぶられながらも駆け抜けるように聞けました。

家族や性別、そんなものを飛び越えた、愛ってこういうことなんだなと。

 

言葉を紡ぐような、美しい作品。

こんな風に情景や心情を表現できる人がいるのだな

作家さんってすごい。しみじみと感じました。

 

親に翻弄された二人だったけれど、こんなにも心でつながった出会い。

抗えない運命で可哀そうだけれど、でもどこか羨ましい。

私には、そんな出会いがまだないから。

人生も半ばだけれど、こんな出会いがあるのかな。

引きこもり主婦だからね…そもそも人と出会う機会がないからね。

 

ちょっと切なくなりました。みんなは出会っているのかなぁ。。。

 

 

以前に、スモールワールズ [ 一穂 ミチ ] こちらをオーディブルで聞いたことがあったのですが、こちらとはまた違った感じ。←私の語彙力が稚拙で泣ける

伏線が面白くて、「あ~こういうことか。」でも、それって幸せになっていないような…・

これ以上言うとネタバレになるので、ぜひ読んでみてくださいm(__)m

 

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